オープンキャンパスでAI時代のソフトウェアエンジニアに関する公開講座を実施

2026年8月1日・2日に開催された芝浦工業大学大宮キャンパスのオープンキャンパスで、久住が「AIがプログラミングをする時代、人間のソフトウェアエンジニアの仕事はどうなる?」と題した公開講座を行いました。

今回のオープンキャンパスには、2日間で過去最高となる8,123名の方々が来場しました。公開講座では、AIによって短時間で動くアプリケーションを作れるようになった現在、プログラミングを学ぶ意味や、これからのソフトウェアエンジニアに求められる役割について紹介しました。

動くプログラムだけでは問題を解決できない

講義では、文化祭のシフト管理アプリを例に取り上げました。「アプリを作って」という指示だけでもAIは動くプログラムを生成できます。しかし、実行委員の生徒、シフトに入る生徒、顧問の先生では、それぞれ重視することが異なります。誰の希望を優先するのか、公平性をどう考えるのか、最終的に誰が承認するのかが決まっていなければ、アプリが動いても利用者の問題は解決しません。

必要な機能や判断のルールを整理し、設計としてAIへ伝えることで、出力の質は大きく変わります。AIは実装を助けてくれますが、「何を作るのか」「何が正しいのか」を決めるのは人間です。

AI時代に大学で学ぶエンジニアリング

ソフトウェアは、スマートフォンのアプリだけでなく、自動運転車、ロボット、ドローンなど、物理世界を動かすシステムにも使われています。そのため、ソフトウェアの誤りが現実の事故につながる可能性もあります。人間には、目的を明確にし、さまざまな立場から設計し、安全性や正しさを確かめる力が必要です。

大学で学ぶのは、コードの書き方だけではありません。問題を発見し、解決方法を構想し、試しながら検証するエンジニアリングを学びます。AIとともにソフトウェアを作る時代だからこそ、「何を作るか」を決められる人になってほしい、というメッセージで講義を締めくくりました。

オープンキャンパス全体の様子は、芝浦工業大学の開催レポートでも紹介されています。